インドネシア会計
キッャシュ・フロー計算書 財務諸表の読み方 その3
2016年10月3日 インドネシア会計
キャッシュ・フロー計算書とは 時々、お客様から「うちの会社は赤字なのに、なんで現金があるんだ?」とか、「利益は毎年増加しているのに、現金が増えていないのはなぜ?」といったご質問を受けることがあります。経理業務や簿記学習のご経験がある方にとっては、あたり前かもしれませんが、現在の会計の世界では「利益=現金の増減」という関係が成り立っていません。
損益計算書 財務諸表の読み方 その2
2016年10月2日 インドネシア会計
貸借対象表だけじゃ不十分? 前回は、財務諸表の中でも、初めの一歩である貸借対照表(B/S)について、ある時点における会社の資産、負債、純資産の状態を表したものであるとご説明しました。B/Sには、現金、売掛金、固定資産、借入金などの勘定科目が登場しますが、中でも重要なのは、現金と利益剰余金と言えるでしょう。利益剰余金とは、財務諸表を作成した時点における利益の合計金額です。企業の目的は、この利益剰余金を増やすこととも言えるので、重要な項目です。また、現金も重要項目の一つです。たとえ利益が出ていたとしても、現金がショートしてしまえば、黒字倒産になる可能性もあります。逆に言えば、現金さえあれば赤字でも倒産を回避できる可能性があります。
貸借対照表 財務諸表の読み方 その1
2016年10月1日 インドネシア会計
そもそも財務諸表とは? 例えば、身体の状態や能力を測定する時をイメージしてください。人の身体の状態を表すなら、身長は㎝で、体重が㎏が一番シンプルな指標です。能力を測定するなら、握力は㎏で測り、足の速さは100メートルを何秒で走るかを測ります。同じように、企業の状態や能力を、お金の単位(円、ドル、ルピア)で測定する方法が会計です。そして、測定結果を集計して、分り易く纏めた成績表が財務諸表になります。ただし、分り易く纏めたと言っても、現在は測定の対象である企業や取引自体がかなり複雑化しているため、財務諸表も複雑化してきています。