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米国の都市計画関連調査会社のDemographiaによれば、ジャカルタは都市圏人口では東京につぐ世界第2位の大都市で、人口は約2,700万人もあるのだそうです。 しかも、人口密度でいうと、東京首都圏が1平方キロメートルあたり4,400人のところ、ジャカルタは9,500人という超人口過密状態なのです。

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(出典:Demographia World Urban Areas :11th Annual Edition)
インドネシアの人口統計は、日本より精度が低いことは想像に難くないので、実際は上記の数字よりも多いに違いありません。とにかく東京の首都圏に比べて倍以上の人口密度であることは確実です。 東京およびその近郊は、公共交通機関が充実していて、鉄道、地下鉄、バス等の、路線が網の目のように張り巡らされています。 自動車を保有せずとも通勤・通学はもとより、買い物やレジャーに行くにも十分生活が成り立ちます。首都圏内の移動であれば、むしろ自動車は維持費が高いし、保有する必要がないくらいですが、一方、ジャカルタでは、自動車か、せめてオートバイがなければ移動がままならないほど、公共交通機関が貧弱です。
貧弱とはいえ、ジャカルタにも公共交通機関は存在します。私の主観ですが、安全性と利便性が高いと思われる順でご紹介します。

1. タクシー

外国人がジャカルタの公共交通機関で一番利用することが多いのがタクシーです。 ほとんどのタクシーはメーター制で初乗り料金は7,500ルピア(というか、初乗り料金がこれより低いタクシーを利用したらアブナイ!)。経済発展に伴いタクシー利用の需要が増し、ここ数年で安全に乗車できるタクシーが増えていますが、下記に挙げるタクシー会社であれば、女性ひとりによる乗車や夜間でも、流しのタクシーを利用でも安全です。といっても、女性の深夜の一人利用はお勧めしませんが。

Blue Bird (青い車体。フロントガラスにBlue Birdの文字あり)
Silver Bird (上記のBlue Birdの高級ライン。車体は黒でベンツのCクラス等を使用)
Express (白い車体の横に黒い文字でExpressの表記あり)
White Horse (白い車体の横に青い文字でWhite Horseの表記あり)
*上記のタクシー会社は安全性が高いと評価されているので人気があるため、これらのタクシーの外観を模倣したタクシーが横行しているので、乗車の際は注意が必要です。

上記以外でも、車体が新しく、カーナビが付いているようなタクシーは比較的安全だと思います。ただし、上記のタクシーでも態度の悪いドライバーはいて、私も乗車拒否(それもいったん走り出してから!やっぱり行きたくないから降りてって言われた)や、遠回り等々(但し、ジャカルタは一方通行の道路も多く、大雨が降ったりすると突然の道路封鎖もあるので、なかなか意図的に遠回りしているのかどうか分からない…)、不快な思いをさせられることが時々あります。そういう時、私はドライバーに見えるようにして、タクシーの車両番号(後部座席に必ず表示されています)やドライバーの社員証(日本のタクシーと同様にダッシュ・ボードの上にあります)を携帯電話で撮影し、カスタマーサービスに連絡すると言います。けっこう効果がありるので、お勧めです。

タクシー利用時の注意
ドライバーがお釣りを用意していない場合が多々あるため(とくに午前中)、乗車時には細かいお金(10,000ルピア紙幣等を数枚)を用意しておくことをお勧めします。 また、初めての場所へ行く際は、地図を用意しておくこと。 ただし、地図を読めないドライバーが多いので、目的地近辺のランドマークを調べておいたり、行く先がレストラン等の場合は、店に電話をして店員からドライバーに直接道順を指示してもらうのも方法です。

2. 公共バス - トランスジャカルタ(Trans Jakarta)

ジャカルタ中心部の主要な道路を走る大型バス。専用レーンが設けられているため、渋滞でも比較的早く移動が可能です。ただし、走行する範囲が非常に限られているため(10ルートしかない…)、自宅から目的地まで 「徒歩+トランスジャカルタ」 のみで移動というのは難しいです。料金は一律で3,500ルピア (2016年4月現在) とかなりお得! プリペイド式のIC・カードを購入して乗車します。(路線図)

トランスジャカルタ利用時の注意
ジャカルタの公共交通機関では前述のタクシーについで安全な乗り物と言えますが、バス停によっては歩道橋を渡る必要があり、この歩道橋でスリ等の被害に会うことが珍しくないようで(特に外国人は狙われがち)、私の日本人の同僚もカバンをひったくられそうになったことがあります。 私自身の経験では、ジャカルタに暮らし始めて間もない頃に利用した際、ショルダーバッグを刃物で切られたことがあり、それ以来乗車していません。 地元の人でも(特に女性は)、利用する場合は乗降口の近くは避けて、できるだけ運転席の近くにいるように気をつけるそうです。

3. オート三輪タクシー - バジャイ(Bajaj)

インドでおなじみのオレンジ色のオート三輪 「バジャイ」 がインドネシアでも活躍しています。 以前は黒煙をたなびかせ、今にも爆発しそうな大音響をたてながら、ジャカルタの大通りから細い路地まで縦横無尽に走っていたバジャイ。 便利だけど、目的地に着いた時には目はシバシバで咳が止まらなくなるのが難点でしたが、数年前に液化天然ガスを燃料とする 「青いバジャイ」 が登場し、乗車しても黒煙や騒音で悩まされることはなくなりました。 利用する場合は、ショッピングモールや上記のトランスジャカルタの停留所の近く等、人が集まるところには必ずバジャイの 「寄せ」 がありますので、そこで拾うか、または流しを拾います。 料金は乗車前に交渉する必要があるので、相場の判らないジャカルタ初心者には難易度は高めです。 料金の目安はタクシーと同額か若干安い程度。 なので、メーター制でエアコン装備のタクシーを利用する方が俄然お得です。

バジャイ利用時の注意
目的地に着いてから事前に交渉した金額以上の支払を求められたり、人気のないところに連れて行かれて所持品を強奪されるというような被害を聞きますので、女性ひとりでの利用や、男性でも夜間の利用は避けた方が良いと思います。
まだまだ続きます…